ストーリー
自由すぎる校風の私立高校・桃月学園に 天才ちびっこ先生・レベッカ宮本(通称ベッキー)が赴任!
個性的な生徒達と動物達(?)と共に ちびっこベッキーが活躍したりしなかったりする
びみょーにきみょーなスクールコメディ!!
第26話 一寸先は闇
第26話 一寸先は闇
脚本: 金巻兼一 演出: 大沼心
絵コンテ: 福田道生 作画監督: 大田和寛
 地球の危機も去り、いつもと変わらぬ平和な日々が再び訪れた……かに思えたが、前回襲った猛吹雪がウソのように、真冬ながら38度という猛暑に襲われる桃月町。ダレるC組メンバー、ベッキーもグッタリして「そんなわけで、授業は中止しま〜す」と授業を放棄しかける始末。姫子は衣装部から浴衣を借りてきて、涼しい気分を演出しようとドライアイスを水槽に入れてみる。モクモクとあがる煙に感心するくるみ。調子に乗った姫子はバケツいっぱいのドライアイスを放り込み、煙は教室いっぱいに。とたんに鳴り響く非常ベル。姫子はとっととトンズラし、くるみ一人が早乙女先生と五十嵐先生にこっぴどく叱られるのだった。
 休み時間になり、宮本研究室でTVゲームに興じていたベッキーの元へやってきた都、「もう、進学とか勉強とかどうでもよくなってきちゃってさ〜」とダレながら相談する。クラス一のガリ勉らしからぬセリフに、「何が原因でそんな……」と心配するベッキーだが、その顔をじっと見て「ハァ〜」とため息をつき、うなだれる都。「私のせいかよ!?」とベッキーがムッとしていたところに、姫子とくるみ、玲や6号、一条さんが昼食の誘いにやって来た。そのとき突然校舎が揺れ始め、またもやぱにぽにX出動か? と中庭を見下ろす一同の目前に、なぜかプールが地下から出現。そして、そこには水着姿の校長(代理のタヌキ)の姿が。「午後の授業は全て休講。プールで自由行動とする!」校長の大盤振る舞いに喜ぶ生徒たちだった。
 午後になり、皆プールで遊び始める。エアマットに乗ってくつろいでいたベッキーは、不意に現われた一条妹にエアマットの栓を抜かれそうになり、あわやプールの藻屑に。危機を脱したベッキーがプールサイドに戻ると、いきなり姫子が「学園にドラマが足りない!」と言い出し、ロボット人形と某金髪人形で寸劇を始めた。それぞれを悪いロボットとベッキーに見立て、ガシャガシャ戦わせているうち、金髪人形の髪がロボットに絡まり首が抜けてしまった。「ベッキ〜!」と情けない声でベッキーに泣きつく姫子だったが、「お前の首もねじ切ってやろうか?」とスルー気味にあしらわれてしまう。一方、この暑さの中、プールサイドを歩き回るロボ子(中身は芹沢)。居合わせた桃瀬兄と柏木姉妹に心配されるが、「太陽ハ私ノえねるぎーナノダ」と、太陽に向かって両手を掲げて、そのままのポーズでダウン。生徒も教師も、おのおの好き勝手にやりたい放題の桃月学園1年生たちだが、このまま平穏無事で最終回を迎えるのか? それとも……。

【「一寸先は闇」いっすんさきはやみ…これから先、どんな運命が待ち受けているか、予想がつかないということ(ことわざ辞典より)】
第25話 危急存亡の秋
第25話 危急存亡の秋
脚本: 高山カツヒコ 演出: 江島泰男
絵コンテ: 福田道生 作画監督: 実原 登
 桃月学園に降りかかる不幸の数々に、猛吹雪。その原因である巨大彗星が近づきつつある地球は、今まさに滅亡の危機にさらされていた。状況を打開すべく、校長は桃月学園の地下に眠る秘密兵器・巨大ロボット『ぱにぽにX』をC組に託す。だが、C組一同はやる気なさげにストーブを囲んで寒さに震えていた。「地球を救えるのは君たちだけだ!」と、校長から(オオサンショウウオが通訳)いくらハッパをかけられようが、ベッキーから「地球が滅んだらお前たちだって死んじゃうんだぞ〜!」と脅されようが、コタツに入ったまま動こうとしない。そこで校長は、地球を救った場合には一学期分の学食の食券を進呈すると約束。とたんにコロッと気が変わり地球を救うために立ち上がる玲たちだった。
 地球を飛び出し、彗星に向かうぱにぽにX。ところが、彗星の中から現われたのは『一条祭り』と書かれた巨大なダンボールのみかん箱。なんと、彗星の正体は、一条さんが学園祭で生み出した謎のダンボール箱・一条祭りだったのだ。地球に戻って来ぬよう説得を試みる一条さんだが、余計な事を言って逆に煽ってしまい、やっぱり戦うことに。一条祭りから飛び出す戦闘メカに、ぱにぽにXはギガ粒子砲で応戦する。何度撃退しても押し寄せる敵メカに負けじと、「ぱにぽにデスファイヤー!」「ぱにぽにキック!」「ぱにぽにスパイラルでこピン!」と、必殺技を連発するベッキー。激戦の中、ぱにぽにXに一機の敵メカが接近し、巨大な目を見開いた。「はうはう〜」とカーテンの影に隠れて怖がるベッキー。操縦者を失い動きの止まったぱにぽにXは、敵の攻撃を喰らいまくりボロボロに。突如入り口の開いた一条祭りの中へと吸い込まれてしまう。
 一条祭りの内部にあったのは、UFOやロボットといった宇宙文明の残骸散らばる不思議な空間。その光景に驚愕していた一同は、突然、七色の光に包まれる。姫子が目を開くと、そこはC組の教室。しかし、なぜかクラスメイトは皆バニーガールの格好で、ベッキーに至ってはウサギそのもの。夢のような状況に、思わずウサギベッキーに抱きつく姫子。それは皆の欲望を幻覚として見せ、無力化する一条祭りの精神攻撃だった。くるみ、都、6号、そしてついには玲までも次々と幻覚の餌食に。このままでは、一条祭りを倒すことはできない。ベッキーは大切な生徒を、そして、地球を救うことができるのか!?

【「危急存亡の秋」ききゅうそんぼうのとき…危険が目の前に迫り、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされているということ(ことわざ辞典より)】
第24話 死して屍拾う者なし
第24話 死して屍拾う者なし
脚本: 金巻兼一 演出: 尾石達也
絵コンテ: 尾石達也 作画監督: 守岡英行
 時は桃月三年の春、江戸の民衆は苦しんでいた。先日、若干十歳で勘定奉行に登用された宮本べき衛門(ベッキー)が、どんな理由だろうと一回泣くごとに100円を納めるべし、という理不尽な『はうはう税』を定めたのだ。うっかり泣こうものなら、容赦なく役人(ズーラとヤンキー)に100円を取り立てられてしまう。我が世の春を謳歌するべき衛門の影で、町の人達はうかつに泣くことも出来ず怯えながら暮らしていた。
 そんな悪政を聞きつけて、奉行を懲らしめようと、あちこちから正義の味方が江戸の町に集まりつつあった。既に江戸の町に潜入していた、越後のちりめん問屋のご隠居(犬神)とお供の4人連れ。ところが、たまたま食べた麻婆豆腐のあまりの辛さにご隠居がつい泣いてしまった。現われた役人たちを、ここぞとばかりに懲らしめようと「このお方をどなたと心得ているんですか?」と見栄を切るお供その1(メディア)と、印籠を取り出そうとするお供その2(ベホイミ)。ところが、もう1人のうっかり某(ジジイ)が印籠を質草に入れてしまっていたため、そのままお縄となってしまう。また一方で、江戸に向かっていた浪人姿の刺客(乙女)と乳母車に乗ったその子供(鈴音)は、病弱な父親(オウムのQちゃん)を看病する貧乏な娘(南条)を見かけ、その健気な姿に涙してしまう。当然、泣いてしまったからには、はうはう税を納めなければならないが、もちろん素直に払うような刺客ではなく、そのままご用となってしまうのであった。
 そんなある夜、御用提灯の群れから逃げ回るネズミ小僧(芹沢)の姿があった。必死で探し回る同心(早乙女)から、得意の変装でうまく逃げ遂せたところに、どこからともなく小僧を呼ぶ声が。振り返ると、そこには牢屋に囚われた桜吹雪のお奉行様(五十嵐)が。他にも、ご隠居一行や刺客も捕まっている。「頼まれて欲しいんだ」警備が厳重で抜け出せないお奉行は、あることを小僧に頼む。それは、『ぱにぽ人』と呼ばれる裏稼業の者たちへの依頼だった。寸刻後、料理屋『天然記念物』に集まる魚屋の一心姫子(姫子)・料理屋店員の桃瀬くるみ(くるみ)と6号(6号)・料理人の橘玲(玲)・念仏の都(都)・そして、三味線屋一条(一条さん)の6人。今こそ、『ぱにぽ人』が極悪非道のべき衛門に裁きを下し、江戸の人々の恨みを晴らすために立ち上がるのだ!!

【「死して屍拾う者なし」ししてしかばねひろうものなし…隠密同心は、死んでも亡骸を清掃事業所が持っていってくれないから、なるべく死なないでね、という意味(大意)】
第23話 弱り目に祟り目
第23話 弱り目に祟り目
脚本: 金巻兼一 演出: 西村大樹
絵コンテ: 田所修 作画監督: 岩瀧 智、亀谷響子
 すっかり寒い季節になり、「お前らも風邪を引かないように気をつけろよ〜」と教師らしく注意を促すベッキー。しかしいくら冬とはいえ、教室内でガタガタと震えるくるみの寒がりようは尋常ではない。「なんとかしてよ、ベキえも〜ん」と無茶を言うくるみに、ベッキーはポケットから取り出した使い捨てカイロを渡し、その場をやり過ごすのだった。
 ローテンションでHRを終えたベッキーはA組の教室へ向かう途中、パペットを持った鈴音に遭遇し、芹沢と一緒に白鳥人形劇団に加入させられる羽目に。もちろん鈴音のことだから何も考えているわけはなく、ホラー映画の殺人鬼と鈴音とウサギの人形で繰り広げられるグダグダのストーリー。授業に来ないベッキーを迎えに来た来栖まで巻き込まれ、すっかりA組の授業は忘れ去られてしまうことに。
 そんな平和な日常が繰り広げられている中、桃月学園を監視している宇宙船では、いつもと違い慌しい雰囲気。「地球は……滅亡するというのか」重々しくつぶやくエイリアン艦長。今まさに悪夢の予兆が始まっていたのである。うっかり深爪してしまったくるみ。綿貫は諜報部に廃部勧告が出された上に、スカートのジッパーが吹っ飛び、もっと不幸なことに。いつもどおり南条の動物自慢を聞かされていた犬神は、振り向いた南条の髪の毛に飛ばされて窓から落ちてしまう。次々と学園の生徒に襲い掛かる不幸の数々。地球の危機とはつゆしらず、玲や都、姫子は、「はうはう〜」と泣きながらペンキまみれになっているベッキーを見つける。人形劇が終わった後、どういう訳かベッキーに災難が襲い掛かってきたという。歩き出そうとした瞬間に飛んできたボールにぶつかり、窓ガラスを破って池に落ち、上がったら目の前の落とし穴に落ちてしまう。なんとか穴から這い出したと思ったら、今度は犬に追いかけられ、振り切って休もうと思ったベンチはペンキ塗りたて。背中にべっとりペンキ上に、とどめに空からペンキ缶が降ってくるというベタな展開。「私が何をしたって言うんだ〜」と缶をかぶって泣き出すベッキー。しかし、予兆はこれだけでは終わらなかった……。

【「弱り目に祟り目」よわりめにたたりめ…悪いことが重なることのたとえ(ことわざ辞典より)】
第22話 槿花一日の栄
第22話 槿花一日の栄
脚本: 高山カツヒコ 演出: 大沼心
絵コンテ: 福田道生 作画監督: 伊藤良明
 桃月学園にテレビがやって来た。学校の名物クラスを紹介する『突撃!となりのホームルーム』という深夜番組の取材だ。まずはD組に乱入したTVスタッフだが、最初に見たものは死神(中身は芹沢茜)に取り憑かれたジジイの姿。ビビったレポーターは泣きながら帰ってしまった。予想外の展開にビビったスタッフたちが出直すことになったと聞き、明日こそ自分たちもTV出演だ!と盛り上がるC組のメンバー。くるみは地味キャラを返上できるチャンスと意気込み、玲は何を企んでいるのかTVインパクトがありそうなクラスメイトを品定めし始める。ベッキーも皆から天才チビッコ先生がTVに出ればきっと話題になると言われるが、「私はTVなんか出ないからな〜」と、普段に輪をかけてテンションが低い。
 翌朝、再びTV局がやって来た。しかしC組の教壇にベッキーの姿はなく、黒板には『自習』の文字が。このメンツではTVで目立てないと、玲たちはベッキーを探しに行くことに。その頃、レポーターはA組を取材中。五十嵐先生がスーツをビシッと着て化粧もバッチリ、いつもの酔っ払いからは想像も出来ない姿でインタビューを受けていた。品を作って必死に自己アピールをするも、柏木姉妹がいつもの姿をあっさり暴露。キレた五十嵐先生は、カメラマンからテープを奪い取り暴れまくるのだった。D組では、昨日の汚名を返上しようとジジイが生徒に気合を入れていた。ベホイミを再び癒し系新感覚魔法少女としてデビューさせようとするメディアや、ペットを自慢したいがワシントン条約違反がバレてはまずいと、敢えて犬やネコといった普通の動物を連れてきた南条ら、一部生徒もやる気充分。そこへ入ってくるレポーター。すかさず「ちんちんかもかも!」と叫ぶジジイ。とにかくインパクトを与えようとしたらしいが、レポーターのみならずD組の生徒まで硬直させてしまい、ジジイの目論見はあえなく失敗に終わった。
 一方、玲たちはつまらなそうにしているベッキーを研究室で見つけ、なんとか機嫌をとってTVに出そうとする。最初に一条さんが名乗りをあげるが、いつも通りの意味不明な会話を交わすだけで全く解決にならず。続くくるみはショボい手品がウケず、かえって自分が落ち込んでしまう。さらに、姫子と都が元気付けようとするも冷たくあしらわれ、ついには研究室を追い出されてしまった。一同が次の手を考えているところに「どうなさったんですか?」と、メディアが声をかけてきた。教授の助手をしていた彼女は、ベッキーがTVに出たがらない理由を知っていたのだ……

【「槿花一日の栄」きんかいちじつのえい…この世の栄華が長続きすることはなく、はかなくむなしいたとえ(ことわざ辞典より)】
第21話 鬼に衣
第21話 鬼に衣
脚本: 植竹須美男 演出: 森山雄冶
絵コンテ: 森山雄冶 作画監督: もりやまゆうじ 烏 宏明
中本尚子  加藤やすひさ
 今日も繰り広げられる演劇部・ロボ子(中身は芹沢)と映研・ドジラ(中身は来栖)の戦い。今度こそは決着を付けんと息巻く両者だが、突然乱入してきたのはD組のベホイミとメディア、B組の鈴音と乙女。ロボ子を鈴音チョップで気絶させ、唖然とするドジラを残して疾風のごとく去っていく。
 芹沢が気付くとそこは宮本研究室、傍らに居並ぶのはロボ子誘拐の黒幕たち、揃いも揃ってベッキーの扮装をしている。よくよく見ればC組の面々、呆気に取られる芹沢に、玲が事の次第を説明し始める。実は今日、小学生のベッキーが教師を務めることに反対するPTAが、授業を視察に来ることになったのだが、肝心のベッキーが朝から行方知れずなのだ。仕方なくC組で影武者を仕立て上げようとしたが、イマイチ似合わない。そこで演劇部の芹沢に白羽の矢が立ったというのだ。余りに強引な計画に、芹沢は断固拒否の姿勢だが、柏木姉妹にメイクされ、あっという間にベッキーの扮装をさせられる。それでも首を縦に振らない芹沢に、玲は「確かにリスキーだ。とても無理強いはできない。まあ、だからこそ、芹沢に頼もうと思ったわけなんだが……」とヨイショ作戦。口車にまんまとひっかかり、役者魂に火がついた芹沢は、C組メンバーの指導を受け、ベッキーになりきる練習を始めるのだった。
 ぶっつけ本番でドキドキしながらも、「今の私はレベッカ宮本だ!」と自分に言い聞かせ、授業にとりかかる芹沢。板書した数式が間違っているのを都に指摘されるが、「なぜ誰も気付かない!この解答間違ってるんだぞ!」と、わざと間違えたかのようにごまかし、その場を乗り切る。廊下の方に目をやれば、そこにはこっそり様子を伺うジジイが。意味もなくメソウサの耳を消す手品を見せるジジイに、思わず「耳がっ!」と声を上げてしまい、皆にけげんがられるも、「沖縄の食べ物でミミガーってありますよね〜」などとしどろもどろに取り繕う。だんだんとボロを出す芹沢に、PTAは授業になっていないと文句をつけ始める。さらに、「なぜ、教師になろうと思ったのです?」などと、いきなりの質問が。予想外の展開にテンパった芹沢は、思わず玲に助けを求める。しかし「英語で煙にまく」と無茶な指示を出され、焦りは倍増。果たして芹沢は、このピンチを切り抜けられるのか!?

【「鬼に衣」おににころも…うわべだけの巧みに装って人を欺くことのたとえ(ことわざ辞典より)】

(C)氷川へきる/スクウェアエニックス・ぱにぽに製作委員会

ぱにぽにだっしゅ!